今更ですが、2023年にかなり面白いと感じた作品を2つ紹介します。
毎日欠かすことなく何時間も様々な漫画を読んでいますが、その中でも特に気に入ったマンガです。
Thisコミュニケーション
Thisコミュニケーション
六内円栄 ジャンプスクエア
20世紀後半、地球に突然現れた謎の生物『イペリット』。人類の多くは滅ぼされ、地上は廃墟と化していた。デルウハは、絶望の果てに自ら死を選ぶがある研究所の人間によって一命を取り留める。その研究所では、イペリットに対抗するべくある研究をしており…。
イペリットと戦う少女たちは、死亡すると1時間前の状態に戻り修復されます。
そのため、死亡直前の1時間の記憶は残りません。
指揮を執るデルウハは、それを利用し都合の悪いことが起これば躊躇なく実行します。自分の思い通りに事を進めるため、信頼を勝ち取るために最も合理的な判断をします。
記憶が残らないという設定を上手く活かし、ゲームのセーブ&ロードを漫画にしたような、ループもののような、今まで見たことないタイプの面白さです。
頭脳、戦闘・指揮能力などを兼ね備えたデルウハですが、彼の望みは三食満足に食べられる生活を送ることのみ。
その生活を掴み取るために、私たちが考え付かないようなことをどんどん合理的に実行していきます。
イペリットとも戦って、指揮官も後ろから討ってくるような怖そうな漫画と思うかもしれないのですが、ところどころ笑いがあり何度も読み返したくなる作品です。
神客万来!(しんきゃくばんらい)
神客万来!(しんきゃくばんらい)
ねむようこ 週刊漫画TIMES
素敵な洋館のホテルで働くことになった新人客室係、みちる。
やってくるお客様は皆、この世の者ではない「あちらの世界」の超有名人たちで…!?
一日一組限定で、願いごとをひとつ叶えてくれるツバメ屋ホテル。人外専門ホテルで繰り広げられる素敵なおもてなし!!
お客様は、神様やドラゴン、おとぎ話や昔話の主人公など…普通のホテルでは出会えないような方が訪れます。
みちるたちはお客様の願いを叶えるために様々なおもてなしをします。
その行動や考え方など読んでいてとても優しい気持ちになります。
みちるがこのホテルで働けることになった理由も興味深いです。
この作品は、ほっと落ち着かせてくれる、でも笑いもあり次がどんどん気になっていく作品です。
ねむようこさんの作品は独特の世界観があり読んでいて引き込まれます。
ひとこと
ジャンルは違いますが、どちらも自信を持っておすすめできる作品です。
どちらも2024年に発売の単行本で完結してしまいましたが、納得できるラストでした。
特にThisコミュニケーションは、ラストも素晴らしかったです。
最終話だけは紙面で見たく、ジャンプSQ.を初めて買いました。
私は週刊誌や月刊誌を紙で買うのがそもそも8年ぶりとかなので
そこまでしても読みたいと思える作品でした。
みなさんもぜひ読んでみてください!
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